葬儀の参列者に出す食事の内容と衛生管理の注意点
2018年03月03日
葬儀は多くの場合、通夜と本葬を日にちを跨いで行います。そのため、葬儀の参列者は斎場などに泊まり込むことになるため、葬儀を行う遺族は食事を振る舞うのが一般的です。参列者の人数に応じた提供が必要なことから、通常は仕出し業者にメニューを任せます。
特に高齢の参列者が多い場合はメニューに気を配ることが大切なので、予め複数の種類を用意しておくのが社会的なマナーです。また、不特定多数の相手に振る舞う食事なので衛生管理には細心の注意を払うことが重要になります。
気温や湿度、斎場の衛生状態などを考慮してメニューを選ぶのがトラブルを避ける工夫です。特に気温が上がる夏季では食品が傷みやすいことから、仕出し業者との打ち合わせは入念に行うことを心がけます。食中毒などの重大なトラブルは絶対に避けることが大切なので、場合によっては飲食物の提供を行わないのも必要な選択肢です。
故人を偲ぶ場では縁起物に該当する食品を出さないのがマナーですが、故人の意思や好物を優先するのは問題ありません。衛生面でのトラブルを避けるため、参列者の人数別に個別包装された状態で提供出来る仕出し業者を選ぶように心がけます。
費用によってボリュームや味付けが異なるので慎重に判断することが大切です。また、長時間置いても傷みにくい食材を優先的に選ぶのも参列者への気遣いになります。飲食物の提供は参列者をねぎらう意味もあることから、極端な節約は控えて一定の品質を保つことを心がけます。